- 菅なお(すがなお)
産まれたての赤ちゃんは夜行性
最終更新: 2019年4月26日
出産を終えてホッとしたのもつかの間。
かわいい赤ちゃんも夜になると、「何をしても寝てくれない・・・」「ずっと泣いている・・・」どうしたらいいのか分からい!とプチパニックを経験するママは少なくありません。
赤ちゃんが夜に泣け叫ぶワケについてのお話です。

じつは産まれたての赤ちゃんは夜行性だと、いわれています。
昼と夜が逆転しているんですね。
だから夜の方が元気で当たり前。
なのに、ママは「夜は寝ましょうね。」と接してしまいます。
ママのあたりまえと赤ちゃんのあたりまえが違うんです。
これでは、赤ちゃんが嫌がって泣き叫ぶのも仕方がないのかもしれません。
プチパニックに陥った出産2日目
私が出産した病院では、今はママの体力回復が一番先決。赤ちゃんのお世話はできる範囲で大丈夫ですよ。私たちに頼ってください。と優しい声をかけてくれる看護婦さんたちのいるとっても有り難い病院でした。
そのため、初日の夜は母子別室でゆっくり寝かせてもらうことを選択したワタシ。
次の日、少しずつお世話の仕方を習いながら、
飲んですぐ寝てくれる我が子に感動。
なんていい子なの!!
これなら私でもできるかも!!
と挑んだ産後2日目の夜、
オギャ~と泣く声に、はいはいおっぱいね。と対応したワタシ。
だが飲んでも寝ない。。
なんか昼間と違う人格になってるんですけどもーーー!!
ただでさえ、3時間おきの授乳なのに、
授乳後にベッドに寝かせても泣き続け、抱っこしながらようやく寝かせつけるも、既に2時間経過。。
結果1時間しか眠れない。。
これはヤバい。
私が悪いのか!?
どうしたらいいのか分からず、
1日、いや、
半夜でギブアップして新生児室の看護婦さんに泣きつきました。
ようやく魔の夜が明けて落ち着いた頃、
これは真剣に快眠プログラムを実行しなければと決意!
睡眠改善インストラクターの経験をいかして
出産入院中の1週間、次のポイントに気を付けて娘に接したことで徐々に夜のお世話も楽になっていきました。

ママも赤ちゃんも楽に過ごすには
なるべく早く昼夜逆転状態から、お腹の外の環境に適応してもらうこと。
それには、環境が大切。
とにかく赤ちゃんの不快を取り除いてあげたいですよね。
赤ちゃんは、
・外気温への適応が十分じゃない
・昼と夜の区別がつきにくい
といわれています。
赤ちゃんの寝床をチェック
寒い、暑い、不衛生など、眠りにくい環境では赤ちゃんも安心して眠れません。
新生児室の室温と私のいた病室の室温を比べるとなんと3度も違うことが判明!
そしてあろうことか私は娘のベッドを窓際に置いていたのです。
娘が生まれたのは12月の冬。
夜は、寒かったのですね。
本当にごめんなさいの気持ちになりました。
早速、敷物を厚くして(冷気は下からやってくるので掛より敷が大事なんです!)
ベッドの位置を変更。
夜は赤ちゃんの目に直接光がはいらないよいうに
体内時計って知っていますか?
人は、目から光の刺激が入ると、脳へ伝達されてマスタークロックが影響をうけます。
朝には太陽が昇り、夜は暗い昔ながらの生活であれば徐々に生活リズムが整っていくのですが、昼夜問わず電気がついている現代では脳が夜なのか昼なのか認識しずらい環境なのです。
そのため夜は、授乳中もオムツ変え中も極力足元の電気を駆使し、薄暗い環境でお世話するようにしました。
日中は窓際で日光浴を
直射日光は刺激が強すぎるのかもしれないですが、
私は、自然の力に触れることが大事だと思っています。
そして太陽は、からだと脳に朝だよと教えてくれる力強い味方でもあります。
こうして私の赤ちゃんは、退院する頃には夜泣きもなくなり、
とっても上手に眠れる子に。
なったはずが、、
家に帰ったらまたギャン泣き。
カーテンがついていない我が家が室温を維持できず
不快マックスで怒り爆発という事件はありましたが(笑)
原因が分かっていれば、対応するのは難しくないですよね。
みなさんの参考になれば幸いです。